アシアナ航空とローマの空港ラウンジ
日本から、ローマ(あるいはミラノ)に行くとして、
東京周辺にお住まいの方なら、成田空港からアリタリアの直行便を利用するのが、最も便利でラクだと思いますが。
私自身は生まれも育ちも関西で、独身の頃から今でも、出国する空港と言えば関西国際空港です。
関空からヨーロッパ各都市に入るのに、今まで
・ルフトハンザ
・オーストリア航空(今はもうない)
など、いろいろなエアラインを利用してきましたが、
基本的にヨーロッパ内での乗り継ぎか、直行便利用ばかりでした。
今回初めて、アシアナ航空を利用して、韓国の仁川空港経由でローマに行きましたが、
これがなかなか良かったので、利用空港が成田・羽田以外の方には強くオススメします。
ポイントは、
①ヨーロッパ各都市までの運賃が、ヨーロッパ内で乗り継ぐほかのエアラインに比べて、安い!
②関空(含む、ほかの地方空港)から仁川経由で行くのは、成田経由で行く感覚とほとんど変わらない!
③仁川空港は施設が充実していて、乗り継ぎに便利!
④アシアナ航空の印象が良かった!
この4つです。
今回は、この②と④についてお話します。
まず、②の仁川経由というルートですが、
関空出発に関して言えば、完璧です。
関空を朝09:00過ぎの便で発ち、仁川空港で1時間半のトランスファーを経て、仁川を12:30に発つ便でローマに向かいます。ローマ到着は夕方になります。
帰りはローマを19:30に発ち、仁川で3時間ほどトランスファー、そして仁川を17:30に発って、関空到着は19:30ごろです。
(時期によって多少時間は変わるはずですが、私が利用したスケジュールを例に挙げていますのであしからず。)
文字で書くとピンとこないかもしれませんが、このタイムスケジュールはなかなか有意義です。
そもそも韓国と日本の間には時差がないので、韓国発着の長距離フライトは、感覚的に日本国内発着のフライトと変わりません。
比較として、関空からローマまで、アリタリアの直行便で飛んでいたときのスケジュールを挙げると、記憶では、
行きは関空を14:00発、ローマに19:00着、
帰りはローマを13:00ごろ発、関空に08:00着。
これだと、初日のローマに到着する時間が夜なので、空港からホテルに移動したらもう21時だ!という事態になります。
それに、帰国が朝の8時。そこからその日、仕事に行くとなると、ちょっとキツイ。
帰宅して疲れたからと仮眠してしまうと、夜になって時差ボケで眠れなくなったり。
それに比べると、アシアナ航空で仁川経由で飛んだ場合、初日のローマ到着が夕方なので、ホテルにチェックインした後に、ゆっくり夕食がとれます。
さらに、帰国日は16~17時ごろに空港へ向かえばいいわけですから、ローマでの最後のランチをゆっくり味わう、時間的な余裕があります。
そして最終、関空に到着するのは19時半。そこから帰宅したら、だいたい21~22時ですよね。お風呂に入って就寝するのに、ちょうどいい時間帯ではありませんか?
私はこのタイムスケジュールが、とてもラクで気に入りました!
アシアナ航空1本で、関空→仁川→ローマ、ローマ→仁川→関空のチケットをスムーズに手配できたので、関空発着ならこのスケジュールは、ヨーロッパ乗り継ぎよりも効率が良いのではないかとさえ、思います。
(ほかの空港から仁川までのフライト時刻は、調べていないのでわからないため、アシアナ航空のホームページで、検索してみてください。)
次に、④のアシアナ航空の印象について、お話しします。
アシアナ航空は、客室乗務員が皆さん美人で笑顔が素敵。こちらが日本人だとわかると、丁寧な日本語で話しかけてくださいました。
ヨーロッパ行きの長距離フライトは、エコノミーでは正直ツライと思われる方もいらっしゃいますよね。日本航空の「プレミアムエコノミー」に乗ったことがありますが、やはりあれぐらいの余裕はほしいものです。
アシアナ航空にも、ありました。
ただ単純に、「エコノミーの一番前の席、すなわちブロックの最前列シート」が、それです。
片道1万円の追加料金で、「足元の広い席」を指定することができます。
AirAsiaにもありましたが、実際これがなかなか快適です。
とはいえ、シートのリクライニング角度が増えたり、フットレストが余分についてきたりはしません。単純に、足元のスペースが広くなるだけ。
こんなもんです。
どうでしょう?
普通に座っていれば、このスペースを人が普通に横切れるだけの、余裕があります。
ただそれだけのものですが、このゆとりはストレスを軽減してくれます。
ただ、座席数は多くありません。
前方の1列目と、中央のトイレがあるブロックの1列目、その2列だけでした。
ここを絶対キープするには、早めの予約に限るかな~!
と思いきや、実際に乗ってみると、往復とも私の隣の席は空席でした。
つまり、片道1万円プラスしてここに座る価値を見出している人は、意外と少ないのかな?
ちなみにこの席はプレミアムクラスではないため、空港でのチェックインで優遇されることは、いっっっさいありませんでした。
ローマのフィウミチーノ空港は、以前とはうってかわってきれいになり、かつ最新のシステムが導入されているようなエアラインもあり、期待していたのですが、、
アシアナ航空はチェックイン時、ダダ混み。
それもそのはず!
自動チェックイン機 ナーシ!
webチェックイン ムーリ!
チェックインカウンター ちっちゃ~い!!
フライト時刻の3時間以上前に行ったのに、すでに大行列ができていて、
もちろん40~50分並びました☆
スターアライアンスの上級会員なら、そんな目には合わなかったでしょうに。
まぁ、仕方ない。
それを差し引いても(というか、ほかのエアラインでもこの辺は似たようなもんなので)、アシアナ航空にして良かったなというのが、全体の感想です。
仁川空港にはお店もたくさんあるし、カフェや休憩スペースはいくらでもあるので、乗り継ぎ時間も退屈しなくてすみますし。
そんなわけで、私はアシアナ航空を二重丸でオススメします。
それと、
今回の移動で一番驚いたのは!!
ローマの空港の、プライオリティ・パスで入ることができる、あのラウンジが、すごく良かったです!!
どうやら今年の4月に新しくオープンしたようで、
〈Plaza Premium Lounge〉
という真新しいラウンジになっていました。
シェンゲン圏外へのフライトで、ターミナル3から出発するときに、利用できます。
何が良いって、シャワールームが!
夕方までローマを遊び尽し、汗だくになって空港へ行き、
これから12時間フライト…というシチュエーションで、
このシャワールームが出迎えてくれると、ほんとに嬉しい♡
女性は特に、その清潔さと使い勝手の良さに感動するのではないでしょうか?
だって、ここはローマですよ。
日本とは違う、不備の多い、ガサツなあのローマ…!
プライオリティ・パス持ってて良かったぁぁぁ!!
(主人に感謝♡)
と心から思った瞬間でした。
もちろんテーブル数も多く、ゆっくり寛げそうなシートや、仕事がはかどりそうな席など、多様なニーズに応えてくれるラウンジです。
(ちなみに半年前、パリで同じようにラウンジを使った主人は、「この程度のラウンジなら来なくてもええわ。」って思うようなラウンジしかなかったそうです。)
以上、アシアナと空港ラウンジについての感想でした!
なかなかblogが更新できていませんが、続きにフィレンツェ編を書きます。
ciao!