シンガポール旅行☆2019年8月 導入編
2019年の夏休みはシンガポール旅行に行ってきました!
夫と息子の家族3人と、
60代の両親、1歳の子どもをもつ妹家族、1歳と2歳の子どもをもつ弟家族の、
ちびっこ4人を連れた総勢12人という大家族での旅行です!
シンガポールは、小さな子連れでもシニアが一緒でも楽しめる、安全で快適な国。
しかし、私たち大家族には一筋縄ではいかない、いくつかの不安材料がありました。
そのひとつが、父が障がい者であるということ。
父は10年以上前に舌癌になり、根治治療として舌を切除したため、固形物を嚥下できないという障害があります。(現在は完治し、毎日元気に楽しく暮らしていますが、)食事は流動食しか食べられません。どんなものでもブレンダーやミキサーを使ってスムージーのような液状にすれば、それを流し込む形で飲食することが可能ですが、外出先ではなかなか思い通りにいきませんよね。しかも海外となると、そのハードルはさらに高くなります。
そんな父にできるだけ負担をかけず、安心して旅ができるかどうか。
これが課題のひとつでした。
そしてもうひとつの不安材料は、どの家庭にもあり得るあの問題です。
食物アレルギーの子どもがいる(それも割と重度!)ということ。
甥っ子のひとりが、卵・小麦・牛乳・大豆のアレルギーなんです。
牛乳と大豆はまだましな方ですが、卵は完全に除去食でなければいけないし、小麦は小麦粉に触れただけで皮膚に症状が出てしまいます。
つまりこれも外出先での食事が大変で、常に彼専用の食事を用意しておくか、信頼できるシェフに特別食を作ってもらうか以外に安全な方法がありません。
しかもこのアレルギーに関しては、最悪アナフィラキシーショックになってしまうかもしれないという危険と隣り合わせのため、細心の注意が必要になります。
そんな2人が一緒に行くシンガポール旅行。
父や甥っ子、周りの家族に不安や恐怖心がつきまとったら、せっかくの旅行が台無しになってしまいます。
そこで今回は、その食事の問題を出発前にできる限り解消しようと、私も奮闘しました。
結果から言いますと、
父も甥っ子もほどんど負担なく、安全で美味しい食事をたくさん食べることができました。
障害があっても、アレルギーなどの心配があっても、事前準備といろいろな方の助けをもらえば、きちんと乗り越えることができる。
これは、今後の人生の教訓としてとても貴重な経験になりました。
そこで、今回はシンガポールの旅ブログを書く前に、この旅行でお世話になったすべての方々への、感謝の気持ちを書きたいと思います。
★シンガポール航空 旅客予約サービス部のOさん
父の機内や空港での食事の件で、出発前に何通もメールをやりとりして、関係各所にいろいろなことを確認してくださった上で、我々の複雑なリクエストに丁寧に対応してくださいました。
★シンガポール航空 大阪⇔シンガポールで往復便とも父に親切に対応してくださった、CAの皆様
両親はビジネスクラス、私たちはエコノミークラスでの移動だったため、直接お会いして話してはいませんが、大変良くしていただいたそうです。
「さすがシンガポール航空!」オススメのエアラインとして太鼓判です。
★前半2泊したシティのホテル、〈JW Marriott Hotel South Beach〉 アシスタント フロントオフィス マネージャーのTさん
日本人の方でした。宿泊ホテルで、とてもありがたいアレンジをしてくださり、私たちはとてもラッキーでハッピーな体験をさせていただきました。(のちのち旅ブログに書きます。)
★〈JW Marriott Hotel South Beach〉 副料理長
アレルギーの甥っ子のために、めちゃくちゃ美味しい特別食を良心的な価格で作っていただきました。事前にメールで依頼したときから回答がとても丁寧で、現地では30分間も時間を割いて、綿密に打ち合わせをしてくださいました。ほかにも細々した要望を受け入れてくださり、本当に助かりました。
★後半2泊したリゾートホテル〈Shangri-La's Rasa Sentosa Resort & Spa〉 フロントオフィスの女性スタッフ、Julie
4日後に2歳の誕生日を迎える甥っ子のために、フルーツをデコレーションして部屋に届けてくれた彼女。チェックインの際も(こちらがジェイド会員とわかると)すぐに対応してくれ、とても気さくに温かくもてなしてくれました。
★アメックス プラチナコンシェルジェ Iさん
ホテルも航空券もすべて個人で予約していたにもかかわらず、後からいろいろなレストラン予約を依頼しました。さすがアメックスのプラチナコンシェルジェ!こちらを通して予約してもらった席はどれも最高のポジションで、細かな依頼も日本語で24時間対応してくれてとても助かりました。
まだまだほかにも感謝を伝えたい方々はたくさん!
こんなに「ありがとう」の気持ちが多々ある旅行も珍しいんじゃないかと思うぐらい、素晴らしい家族旅行でした。
子連れでも障害があっても、全員が楽しめる海外旅行!
これを経験できたことで、「家族総出の海外旅行」は、次もまた(数年後に)実現すること間違いなしです。
では引き続き、シンガポール旅ログにて。