シンガポール旅行☆Vol.2:ホテル編~JW Marriott Hotel South Beachから厚遇を受ける
その日は夜の21時に、関西空港で集合しました。
我が家の家族3人(夫・息子・私)と、妹家族3人(子ども1人)、弟家族4人(子ども2人)、それに両親が加わった、4家族3世代12人でシンガポール旅行に出発です。
フライトはシンガポール航空、23:25発。
両親ふたりがビジネスクラスで、それ以外は全員エコノミークラスでしたが、空港でのチェックイン時に両親が一緒だったこともあり、全員の荷物にプライオリティタグをつけてくれ、保安検査もファストレーンの案内をされました。(全然混んでなかったけど。)
そして飛行機は定刻通りに出発。
弟と妹の家族にはそれぞれ2歳未満の子どもがいたため、最前列のシートを無料で指定することができましたが、私たちは有料指定をしたのに2列目かぁ。と思っていると、「最前列のシートが空いておりますので、ご家族様とご同行ですし、そちらに変更いたします。」という配慮をいただいて、無事に最前列に座ることができました。
幸先のいいスタート!
(少しでも足元が広いと、ストレスが軽減されますね。)
右手に妹家族。
ベビーバシネットをつけても、十分ゆとりのあるスペースです。
乳幼児連れの方は、早めのフライト予約でこの最前列を確保してくださいね。
シンガポール航空では基本、最前列は2歳未満の子ども連れだけを対象に指定ができるようになっていました。
そして少し寝落ちしたらあっという間に到着。
かなり早朝の入国ですが、子どもたちもなんとか元気に乗り切りました。
シンガポールのチャンギ国際空港はターミナルが4つあって、到着ターミナルは当日に決まるという特徴があります。
日本との間を飛ばしているシンガポール航空の離着陸は、ターミナル3が多いようで、実際に到着したターミナルもそこでした。
空港からホテルまでの移動は、事前に予約しておいたシャトルバスです。
Ground Transport Concierge | Singapore Changi Airport
12人乗りで荷物も12個までOKというバスでしたので、全員が一斉に移動できるのはこれしかありませんでした。
レギュラーTAXIなら3~4台、7人乗りのラージTAXIでも2台と分かれることになるため、料金もその分かかります。
それならいっそ、1台のバスで行けた方が良いよねということで。
受け付けカウンターと乗り場はすぐに見つけられましたが、バスに乗れるまでは30分ほど待ちました。
こちらがそのカウンターです。
最初に、「出発は30分後になるわ、カフェで時間をつぶして待ってて。」と言われていたので、そんなに苦にならない待ち時間でした。
そしてバスに乗ってしまえば、30分ほどでホテルに到着。
まだ夜が明けきらない薄暗い中、〈JW Marriott Hotel South Beach〉のエントランスは煌々と輝いておりました。
まず出迎えてくれたのは、ゴリラ。
奥行を感じる細長いロビー。
朝6時過ぎにはまだほかのゲストの姿は見えません。
こんなベンチ初めて見た!(実際にここに腰掛けましたが、背もたれには怖くて寄りかかれませんでした。笑)
さて、チェックインしましょうか。
早朝の到着で問題なのは、部屋にその時間に入室できるのかどうかということです。
私たちは今回、2部屋だけアーリーチェックインができないかと、事前にメールで頼んでいました。
1~2歳の子どももいるし、60代の両親(主に父)は部屋がないと落ち着かないので、4部屋のうち2部屋だけ、早朝にアーリーチェックインができたらとても助かると。
すると、フロントオフィスのTさんから「本来であればアーリーチェックインの確約はできませんが、なんとか頑張って調整してみます。」という返事をいただきました。
そして当日、チェックインカウンターで言われた言葉は、
「あぁ、残念ながら一部屋も空いていないので、チェックインは15時からになります。」
Ohhh, Noooo!!!!
「えっ、2部屋のアーリーチェックインを頼んでいたんですが、できないんですか?でも私、メールでTさんから、調整しますって言われたんですよ。ほら!」
と言ってメールを見せる。
「んん?あぁ本当ですね、えっと、ちょっと待ってください……。(パソコンの画面を睨みつけながらキーボードをカタカタカタ…)あぁ、確かに2部屋リクエストされていますね。ではアーリーチェックイン、OKです。」
Ohhh, Yeahhhh!!!!
ありがとう!Tさん!!
メールに「確約します」とは書いていなかったものの、できちゃいました。
そして、今までこんなことは一度もなかったのですが、
主人のスマホで見たマリオット公式アプリの予約確認書では、私たちが当初予約していた部屋は《レギュラーフロアのデラックスキングルーム3部屋》だったのに、
それが《クラブフロアのデラックスキングルーム3部屋、全部屋ともエグゼクティブラウンジにアクセス可》と変更(アップグレード)されていたのでした。
もちろん金額はそのままで。
主人はこのことには出発の2週間ほど前に気づいていて、
「そんなことある? チタンエリート(最上級会員)だからって、アップグレードは1室だけ、ラウンジアクセスも本来俺たちふたりだけのはずなのに、何かの手違いかな? でも一応スクショ撮っておこう」と、証拠を残していました。
そして、もしかしたらホテルからのご厚意かもしれない!
と浮足立った私は、母が予約している部屋も確かめるために、母のIDでマリオットにログインし、予約確認のページを開いてみました。
(*主人の予約3部屋と母の予約1部屋がひとつの家族で、合計4部屋を予約してある旨は、これも事前に先方に伝えてありました。)
するとびっくり!
両親の部屋は《クラブプレミアツイン(デラックスよりさらに格上)、ラウンジアクセス可》にアップグレードされていました。
これは間違いなく、Tさんがアレンジしてくれたやつだ・・・!!
そう確信した私は、お礼も兼ねて
「本当にクラブラウンジに全員通していただけるんでしょうか?」と確認メールを送信。
それに対しTさんは、
「ご安心ください。全室クラブフロアにアップグレードしてあります。さらにご両親には特別にクラブフロアの最上級ルームをご用意しました。」と返信してくださいました。
すごい、ありがとう!Tさん!!
こうして意気揚々とアーリーチェックインの手続きを始めたわけですが、
「あのぉ、一応確認なんですけど、お部屋は4部屋ともクラブフロアで全室ラウンジアクセスOKですよねぇ?」
と聞いてみたところ、
「いいえ?1部屋だけクラブフロアで、あとの3部屋はレギュラーフロアです。もちろんラウンジアクセスも、チタンエリートの1部屋2人分だけですよ?」
Ohhhh, Nooooo!!!!
(やっぱり?やっぱそうなっちゃう?)
「いやでもこれも事前に確認済みでね、私、Tさんから、4部屋クラブフロアにアップグレードしましたよっていうメールをもらっててね、ほら!」
と言って再びメールを見せる。すかさず主人も予約確認のスクショを見せる。
「んん?あぁ本当ですね、えっと、ちょっと待ってください……。(パソコンの画面を睨みつけながらキーボードをカタカタカタ…)OK、では皆様にクラブフロアのお部屋をご用意いたします。お母さまのお部屋は・・・クラブプレミアツインになりますね。
エグゼクティブラウンジ?もちろん皆様でご利用ください。あ、もう朝食の営業が始まっていますよ。よろしければ今から朝食をお召し上がりになりませんか?」
Ohhhh, Yeahhhhh!!!!
こうしてTさんとのメールと、主人が持っていたスクショのおかげでスムーズにごねることができ、(もしかしたら最初は手違いだったかもしれない)Tさんの粋なアレンジが見事に実現しまして、
4部屋丸ごとアップグレード!
全員でラウンジアクセス可!
というラッキーな展開をいただくことができました。
早朝6時過ぎにホテルにチェックインできて、
そのままクラブラウンジで無料の朝食が食べられるなんて…
めっちゃラッキー!!
しかもこのラウンジがまた素晴らしい。
そして朝食のボリュームが豊富。
上からフレッシュジュース、フルーツ、ヨーグルトが所狭しと陳列され
サーモン、ハム、ピクルスにチーズと、グリーンサラダ
パンもソフトからハードまでたくさんの種類があって、トーストもできます
さらには麺や飲茶まで揃っていました
広いスペースは、ダイニング、ソファ、クワイエットゾーン、カフェバーと、空間を用途別にさりげなく分けてあって、使う人のことをとても考えられていました。
私たちは大人数で仕切りのあるソファ席を陣取り、シンガポール初めての食事はこちらで摂らせていただきました。
子どもたちもお腹いっぱい大満足~
もともと、クラブラウンジはチタンエリートの主人と私たち家族だけが使えるものと思っていたので、宿泊プランは朝食付きを予約していました。
ですが、正直クラブラウンジアクセスがあるなら、朝食は付けなくても全然問題ないはずです。卵料理のオーダーカウンターまでありましたから。
コーヒーマシンも4台あったし、足りないものなんてないと断言できるぐらい、充実したラウンジでした。
そもそも朝食というのは、宿泊した翌日にいただけるものですから、到着してすぐに利用できること自体がありがたくて。(しかも全員で。)
こんな厚遇はなかなかないんじゃないかと恐縮しています。
そして肝心のお部屋はここからご紹介します。
公式ページの写真で見た通り、デザイン性に富んでいます。
クローゼットが一面鏡張りになっていて、真ん中にミニバーカウンターがあります。その上部のスライドドアを開けるとバスルーム側と繋がって、お風呂からベッドルームがのぞき込める造り。
ハンドシャワー付きの大きめ置き型バスタブ、良いですね~。
トイレはTOTOのウォシュレットでした。使いやすいし水圧も完璧。
シャワールームの隣にドア付きで配置されているので、プライバシー確保です。
お気に入りは、窓際にあるこのベンチソファ。
大人が縦に寝転がっても、まだ2~3人が余裕で座れる長いソファ。
そして窓からの景色。
ちらっとだけマリーナベイサンズと、ガーデンズ バイ ザ ベイが見えます。
パーシャルオーシャンビュー?(笑)
クラブフロアの20階(ホテルは21階まで)だったので、景色も遠くまで見渡せ開放的でした。
お部屋は白基調で明るく、清掃が行き届いていて気持ちが良かったです。
このキングベッドルームの部屋を横並びで3部屋割り当てていただき、
両親には同じフロアの少し離れた位置にある、例の〈プレミアツインルーム〉へ。
足元がデラックスルームよりかなり広くなっていました。
北東の景色になるんでしょうか。こちら側は馴染みがないのでさっぱりわかりません。
ホテルの所在地は、シンガポールの中心・ダウンタウン コアの中。
MRTサークルラインの Esplanade 駅に直結していて、駅の改札まではエスカレーターを降り繋いですぐでした。
東西線・南北線の City Hall 駅までも地下通路を通って徒歩5分ほどで行けるので、MRTを利用するならとても便利な場所にあります。
地下でラッフルズシティとも繋がっていたので、徒歩数分でショッピングモール(スーパーマーケットあり)、いろいろな飲食店、カフェにアクセス可能でした。
地上ではかの名門老舗ホテル・〈Raffles Hotel〉の向かいにあります。
ドリアンの形をした〈エスプラネードシアター〉までは、徒歩10分ぐらいで、余裕で歩ける距離。
TAXIでマリーナベイサンズまで行くとしたら、所要時間は数分、料金は(*曜日と時間にもよりますが、高くても)SGD10前後(日本円で800円ぐらい)です。
*渋滞税か割増料金か詳しくは謎ですが、だいたいTAXIに乗るとメーター料金に数ドル追加されます。
あとこれは余談ですが、ずっとメールをやりとりしていたTさんは、日本人でした!
名前は明らかに日本人名なんだけど、メールがずっと英語だったので、もしかしたらシンガポーリアンなのかもしれないって思っていたのですが、日本語ペラペラの日本人でいらっしゃいました!
ここまで書けば、もうこれ以上の感想は必要ないかと思いますが、前半2泊のシティホテルはこの〈JW Marriott South Beach〉にして本当に良かったと満足しています。
ホテルのプールとダイニングでのブッフェ朝食は、Vol.3以降の引き続きホテル編でお伝えしま~す。