ハワイに旅をした理由。
2017年の夏は、家族でハワイに行きました。
実は私、昔からあまりハワイ(オアフ島)は好きではありません。
小学生の頃、家族旅行で初めてハワイに行って以来、
再訪したことがなかったその旅先を、なぜ今回選んだのか。
そして、このたびハワイに行ってみた感想はどうだったか。
そんな話を今日は書きます。
ハワイのこと好きじゃないって言う人って、ちょっと嫌ですよね?笑
私の周りでそんな偏屈な人間は、実の母以外にいません。笑
なぜ好きじゃないか…
その理由はいくつかあるんです。
まず、オアフ島(とくにワイキキ周辺)に限ってですが、
・日本人が多すぎて異国情緒が感じられない。
(ハワイで人気のスポットに行ったら、周りが全員日本人だった。)
・4つ星ホテルでも宿泊代が高い!
(リゾートフィーって何?)
・食事が美味しくないのに高い!
(美味しいところはベラボーに高い!)
・ビーチが常に混んでる。
(しかも海はそんなにきれいじゃない。)
・・・・・・・・・・
こんなところが、私の繊細な旅心にハワイが響いてこない理由です。
両親から、
「クレジットカード会社からこんな案内がきたけど興味ある?」
と教えてもらった、ヒルトンホテルのタイムシェア・コンドミニアムの販売説明会。
これに参加すると、それだけでハワイのヒルトンに無料で泊まれる
というキャンペーンがありました。
親から、「ちょっとだけ興味はあるけど説明会に行くのはめんどくさい。
あなたが行ってみたら?」
と勧められたので、詳細をチェックすると…
それは、案内が届いた人にしか権利がないと明記されていたのですが、
問い合わせてみると、条件付きで私たち夫婦も説明会の参加がOKとのこと。
*条件とは、必ず夫婦で参加すること、年収を聞かれる、など。
普段はこういうキャンペーンには目もくれないのに、
なぜか今回は気になりました。
説明会に参加して、2時間ほど面談をして話を聞くだけで、
ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに3泊無料でご招待とは、
食いつかないわけがない。
それで、そんなものに興味のかけらもなかった主人を説得して、
夫婦で説明会に参加しました。
話を聞くと、タイムシェアなんて使うわけないと思っていたのに、
「えぇやんこれ、ちょっと親になら勧めたいかも♡」と思ってしまう。
自分はもちろん買わないですけど。子育て中でそんな余裕ないし…。
で、結局話を聞くだけで終わったのですが、
なんと本当に無料宿泊のバウチャーをいただけました!
でもどうしよう、、
宿泊の有効期限は説明会から1年間で、予約受付は60日以内。
ハワイに行く予定、ない。
すでに夏の旅は別の国内旅行で予定を立てていまして、、
主人の夏休みは二度もとれないし。
かといって、年末年始は忙しいからハワイなんてとても行けないし。
う~ん、誰かに譲ろうにも、主人か私が同行でなければ泊まれない。
(バウチャーに姓名が記載されているので、本人のみ有効。)
じゃぁ、やっぱり夏休みの行き先変更で、ハワイ、行く?
そう決めた私は、すぐに予定していた国内旅行先をキャンセルし、
(キャンセル無料期間内だったのでセーフ)
ハワイ行きの往復チケットを探しました。
た、高い・・・!
チケットを検索し始めたのは7月初旬。
すでにその夏のハワイ行きのチケットは、一人20万円を超えていました。
「あかんわ、チケット3人分で50万円超えてまう。無理。」
私たちは毎年、夏の旅行の予算を予め設定して、1年間を過ごしています。
春夏秋冬で、いろんなところに遊びに行きたいし、小旅行も行きたい。
だけど、年に一度の夏休みの旅だけは特別で、
その年のメインとなる旅にするから、大きく予算をとっておくんです。
しかしこの年は違いました。
珍しく国内旅行を選んで、例年より夏の予算を低めに設定していたのです。
主人はもちろん、私も大幅に予算オーバーとなりそうなハワイ旅行を、
簡単に決断することはできません。
ほかに安いチケットはないかと、乗り継ぎ便でも探してみましたが、
ちょうどいい時間帯のフライトのチケットは見つけられませんでした。
主人の夏休みは5日間。
ハワイで3泊したとしたら、
往復のフライトを入れて、それだけで5日かかります。
できるだけ滞在時間の長いスケジュールが組めて、
時間の無駄がないようにしたい。
そんなチケットは、予算内では見つかりませんでした。
状況を知って、自分の判断は浅はかだったと気が付きました。
マイルの特典航空券だって、ホノルル便は一番競争率が高いと聞いていたし。
早割りならともかく、1ヶ月前のチケットなんて高いに決まってる。
せっかくもらえたこの無料宿泊券は、ゴミになるのね。。
と、落胆していたところに一筋の光が。
AirAsia、関空ーホノルル ついに就航!
https://www.airasia.com/jp/ja/home.page
という広告が目に飛び込んできたのです。
いままでホノルル行きのチケットなんて検索したことがなかったから、
LCCのAirAsiaが飛んでるなんて情報、全く知りませんでした。
そう、ハワイまで、日本で初めてLCCの直行便が就航していたのです。
それも数日前から!
なんと予想外!
すぐに、そのAirAsiaでフライトの検索をかけました。
すると、関空ーホノルル、往復一人7万円!
や、、や、、安っ?!
レガシーキャリアでは20万円を超えていたというのに、
LCCとなると7万円で行けちゃうの!!!???
ほな、行くわ。
当初の夏旅行の予算より、ほんのちょっとオーバー気味ですが、
この金額なら!!と思い、予約購入の手続きを進めました。
ん、、ちょっと待て。
いままでソウルや台北までは、LCCで行ったことがあるけれど。
ハワイまでって片道7~8時間のフライトになるよね?
LCCで大丈夫かな?
そんな不安がよぎり、すぐさまほかの方の旅blogを読み漁る。。
「シートはもちろん狭いです。」
「ソウルまでが限界かなっ。」
「なによりチェックインカウンターの長蛇の列に疲労困憊。」
「往復4万円なら価値あるけど、それ以上はどうだろう。」
…いろんな方の、いろんな感想は、本当に参考になりありがたいですね。
LCCのエコノミーでホノルル、きついかも。
というのも、主人は勤勉なサラリーマンですので、
ホノルルから夜到着の便で帰国したら、
その10時間後には仕事に出かけなくてはなりません。
そこから怒涛のお仕事ウィーク☆
うーん。。体力にはあまり自信がなさそうなうちの夫。
「帰りの移動で疲れたら、せっかくの休暇が台無しやな。」
そう言われてしまっては、こちらも無理強いするわけにもいかず。
例えばこれが、往復4万円なら我慢して行けたかもしれない。
あるいはもう1日休みが取れて、次の日のオフで疲れを回復できたら。
さて、AirAsiaにはほかのLCCと同様、
プレミアムフレックスという、
追加料金を支払うことでアップグレードできる座席があります。
エコノミーなら最前列の足元が広い座席を選べたり、
LCCでは別料金の食事が標準でついていたり、
さらにはカウンターでの優先チェックインができたりします。
これを追加すれば、7時間を超えるフライトでも楽では?
ということで、選択したのですが…
このときすでに、復路のプレミアムフレックスは1席しか残っていなく。
私たちは子どもを含めて家族3人。
日程を変えてトライしても、金額が上がったり座席がなかったりで、
残念ながら納得できる条件のチケットは見つかりませんでした。
諦めようとしたそのとき、自分の中でなにかがはじけました。
「ハワイ、行きたい!」
ハワイなんて、別に行かなくても…
と思っていたはずの私が、ハワイに行きたくなりました。
「無理だよ」
「行けないよ」
と思ってしまうと、俄然ハワイに対して執着心が湧き、
なんとかして行こう!と強情になった自分がいました。
そして、
「よし!帰りはビジネスクラスをとろう!」
という結論に至りました。
プレミアムフラットベッド
という、いわゆるビジネスクラス仕様の座席がAirAsiaにはあります。
シートピッチは普通にビジネスのそれと変わりませんし、
ほぼ180°のベッドになる座席なので、とても楽です。
ではいったい、いくらになるのか。
往路はエコノミーにプラスしたプレミアムフレックスシート、
復路はプレミアムフラットベッドにして、
3人で合計46万円。
夫「はぁ?」
私「46万円。」
夫「無理無理、予算オーバー!」
私「大丈夫、オーバーした分は私が個人的に出すから。」
夫「はぁ?」
私「私のポケットマネーで出すから。」
夫「……そこまでして、ハワイに行きたい?」
私「うん。行きたい。」
夫「」
そうして、ついにハワイ行きのチケットを購入しました。
46万円でハワイって、全然安くはないんです。
だけど、最初の金額を思い出してみると、
レガシーキャリアの往復エコノミーで60万円近かった料金が、
復路をビジネスクラスにしてもそっちのほうが安い!
ということになれば、損した気分にはならなかった。
というのが、私の当時の心理でしょうか。
そうして、8月のお盆が明けた夏の暮れ、
私たちはハワイへ出発しました。
では、実際のハワイの旅日記は次回に続きます。